異なるビルメンロボットを自由に組み合わせて、フロアやエリアを自由に移動させるシステムです。
経産省主導で策定されたRRIプロトコルに準拠したオープン仕様に基づいており、エレベータ会社やロボットベンダーを問わず、いずれも容易に接続可能できるそうです。
紹介記事内では中規模ビルにおいて、このようなシステムを稼働するのは日本初だとのことですが、中規模ビルってどの程度が中規模なんでしょうかね?少し疑問です。
最近、さかんにお伝えしているのですが、こういったシステムやロボットの性能はどんどんアップしてきているのですが、しかしロボットを導入しさえすれば、生産効率がぐんとアップするわけではありません。
どうしても管理するのは人なのですから、この人、つまり現場管理マネージャーの質が実は何よりも大切なのです。すべてが遠隔で操作できるわけではありません。
トラブルやエラー、そして非効率な使われ方をしてしまうことは十分にあるわけです。ビル建物はみんな同一仕様ではありません。
こういうロボットやシステムインターフェイスの性能アップのニュースを読んでいると、明るい未来にワクワクするのですが、現場マネージャーに対する教育というかAIやロボットをきちんと使いこなせるマネージャーの現場管理能力もアップしているのか?と考えると心もとない気がしてなりません。
【参考サイト】JR 神戸駅 NK ビルにてOcta Roboticsのインターフェースサービス「LCI」が2022年11月より稼働開始。
株式会社Octa Roboticsは、JR 神戸駅 NK ビルにて開始する警備ロボットの実運用において、施設とロボットをつなぐインターフェースサービス「LCI」を提供いたします。当社は、今後も施設のDX推進、ロボット活用のニーズを受けて、スピーディかつ確実なサービスを提供して参ります。
LCIサービスは、Octa Roboticsが独自に開発提供する、ロボット・建物設備間連携に特化したマルチベンダー型のインターフェースサービスです。LCIサービスを利用することにより、ロボットがエレベーターおよび自動ドア等の建物設備と連携することが可能になり、ロボット単体でのフロア間移動およびエリア間移動が可能になります。経産省主導で策定されたRRIプロトコルに準拠したオープン仕様に基づいており、エレベータ会社やロボットベンダーを問わず、いずれも容易に接続可能です。