ZEBとは、ゼロエネルギービルのことですが、このZEBにもいろいろあって、
省エネレベルによって、ZEB Oriented(40%以上の省エネ)、ZEB Ready(50%~75%の低減)、Nearly ZEB(省エネと創エネの組み合わせで75%以上の低減)、そして100%低減のZEBと言う分類があることを初めて知りました。
まったく勉強不足なのですが、このZEBについて思うのは、やはり費用対効果のこと。ビジネスにおいてこの考えを横において進むことはできないはずなのですが、費用対効果がはっきりしないと、ZEBもなかなか推進されていかないのではと考えます。
脱炭素、エネルギー収支ゼロは確かに地球環境の維持から見ても世界的潮流なのですが、そのため、それを第一にビル経営をしていける企業がどれほどあるのか?
パナソニックさんのような販売メーカーがそのビジネスのために研究、商品化していくのは最もですが、利用者としては費用対効果からのメリットがないとどうしても積極的な採用とはいかないはずですよね。
緩やかでも、進んでいくはずのZEB。 高効率空調の採用や、換気システム、そして高効率のLED照明などを導入することで省エネ化を実現していくビルの管理をビルメンがどう関わっていくことになるのか? まだはっきりとした方向性が見えてきているようには見えませんが、じっくりトレンドウォッチは怠らずに潮流を見極めていきたいです。
【参考サイト】エネルギー収支ゼロを目指すZEB拡大へ–パナソニックEW社は2030年に売上220億を目指す
パナソニック エレクトリックワークス(EW)社は、脱炭素社会を実現するためのソリューションの一つとして、店舗や商業施設で消費するエネルギー収支をゼロにすることを目指す、ZEB(Net Zero Energy Building、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の拡大に取り組んでいる。
そのZEB対応の施設の第1弾として、沖縄県名護市にある地域密着型特養老人ホーム「久辺の里」のプレス見学会を実施した。
商業ビルや施設の省エネ化を目指すZEB
日本政府は2020年10月に、2050年までに温室効果ガスの排出を全体ゼロにするカーボンニュートラルを目指すことを宣言している。この目標に向けて、電気自動車ハイブリッドカーが促進されたり、ソーラーパネルによる太陽光発電では促進されている。この脱炭素に向けた取り組みの中で商業施設に導入されているのがZEBだ。