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【複数のビルメンロボットが協働している未来】ロボットの位置情報を共有するセンサーシステム

地図情報を共有化して複数のビルメンロボットを動かす技術を昨日紹介させていただきましたが、今度は建物のセンサーから、複数ロボットに自己位置情報を把握させて自動で動かす技術です。

警備や清掃ロボットそれぞれにセンサーを組み込むよりも建物側にセンサーを設置する方が費用が安いというのが今日の紹介記事です。

新規ビルにはもちろんセンサー設置しやすいでしょうが、既存ビルでも簡単なんですかね? 毎日ビルメンテナンス業界に関わる新しい技術を紹介させていただいていいますが、最近感じるのは、いろんな複数ロボットを同時に動かしていくには、まだ少し時間かかるのかな?というのが感想です。

それでも、実証実験ニュース見ているだけで、未来のビルメンを予想、感じることできるので楽しみです。

【参考サイト】広島工大 警備や清掃ロボットの位置情報を共有するシステムを開発

広島工業大学建築保全業務ロボット研究センター(広島市佐伯区)は、建物内にセンサーを設置して動く警備や清掃ロボットの位置情報を共有するシステム「Building Posting System(BPS)」の開発に成功。デモンストレーションを公開しました。

人を介在しない業務用の警備ロボットや清掃ロボットは徐々に普及しつつあります。一方で、自律して警備や清掃、検査などのサービスが行えるロボットは、ロボット自体に自己位置を推定するセンサーの搭載が不可欠で、センサー類がロボット価格の2分の1を占めているといわれています。

そこで研究センター長の杉田洋教授は、建物側にセンサーを設置して、ロボットが位置情報を共有するシステムが構築できれば、ロボット価格を半分に抑えることができることに目をつけました。加えて、屋外を走る自動運転ではGPSに代表される自己位置推定が用いられていますが、衛星から信号が受診できない屋内や地下では独自のシステムが必要となります。

研究センターのチームは実用化を目指し、建築の設計・施工から維持管理までの情報活用を行うためのソリューション「Building Information Modeling(BIM)」と連携させた建物内の自己位置推定技術「BPS」を研究。BIMを活用した建築生産・維持管理プロセスは欧米では普及が進んでおり、大型工事のほとんどでBIMが採用されています。それに比べて、日本ではまだ広く知られていませんが拡大しつつあります。

BIMの情報に基づいてロボットを制御する方法は、杉田センター長を筆頭に情報工学科の大谷幸三教授、建築デザイン学科の杉田宗准教授の指導のもと、歴代の学生とで研究。清水建設㈱、アマノ㈱、日本信号㈱などの協力も得て、約3年をかけ開発にこぎ着けました。

建物側に設置されたセンサーによる「建築×BIM×ロボット」連携の位置情報共有システム「BPS」は世界初といいます。

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この記事の執筆者

清水聡希 清水聡希 ビルメンポスト管理人

ビルメンポスト』管理人/『ビルメンコンシェルジュ』チーフSG・名古屋市生まれ。日本ホスピタリティ推進協会員
「現場の代務経験ゼロ」「全管理物件黒字化達成」が自慢の現役ビルメンマン。
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