心地よい外気を取り込めるのなら、エアコン空調よりも嬉しいはずです。
何よりエコ。ビルメンSDGsの時代に合っています。
LIXILさんからセンサーを使って室内外の温湿度などを測定し、心地よい外気が取り込める時間帯には自動で空調を止め、窓を開ける制御システムが発売されました。
自然換気と空調制御を調和させた「呼吸するオフィス」というのがうたい文句だそうです。
顧客に提案する際には、対象の建物と周辺建物をコンピューター入力し、風の流れを数値流体力学(CFD)解析して予測。最適な窓や空調の配置なども助言してくれるそうで、つまりは新築物件に適用するシステムです。
センサーなので、ビルのあちこちに設置して張り巡らさなければならない。これが既存ビルには逆に設備負担が大きすぎることもあります。後付けすると見た目が悪くなることも。
これを避けたいときには、ロボットがいいとなってきます。しかしビル全体のシステム効率は落ちる場合が多いのです。
記事に戻りまして、空調が主体ではなく、積極的に外気を取り込むシステムは、これからのトレンドになりそうな予感しますが、既存ビルにも提案できる換気センサー制御システムも作っていってほしいものです。まだ難しいのかな。
【参考サイト】オフィスを快適するのは「風」、新空調製品が流行りそうな理由
オフィスに快適な風を生み出す製品・システムが相次ぎ登場している。LIXILはセンサーを使って室内外の温湿度などを測定し、心地よい外気が取り込める時間帯には自動で空調を止め、窓を開ける制御システムを発売。ダイキンとオカムラはオフィス家具と送風機を組み合わせ、避暑地である軽井沢の風を再現した製品を市場投入した。いずれもオフィスを快適な空間とすることで、働き手の健康増進や生産性向上を狙う。
LIXILはセンサーで把握した室内外の温湿度とインターネットによる天候や花粉などの情報を組み合わせ、リアルタイムで独自の「快適指数」を解析。窓を開けた方が良いと判断した場合は、自動で窓を開ける制御システムを売り出した。自然換気と空調制御を調和させた「呼吸するオフィス」をうたい文句にしている。オフィスで空調が主体ではなく、積極的に外気を取り込むシステムは珍しいという。