先日も紹介させていただきましたが、いよいよ複数の異なる種類のサービスロボットを遠隔操作しながら一元管理、制御できるデジタルツイン・ソリューション大手さんから出てきています。
デジタルツイン・ソリューションって?ということですが、機器や人・モノなどの情報をサイバー空間で再現することによって、実際の建物や施設などに直接手を加えなくてもサービスのシミュ―レーションができる技術のことです。
つまり、施設内で発生したデータを、コンピュータ上(サイバー空間)で再現させることで、サービスの危険度や、設備の故障予測などをシミュレーションすることが可能なわけです。
複数の異なるロボットを現実空間でいろいろ試していくより、仮想空間で大量にデータを集めたほうが効率よく改善していけるわけですから、AIの進歩と同じくビルメンロボットも格段に進化しやすいわけですね。
ビルメン業界の近い未来は、労働集約型の派遣業もどきから、AIを活用した、まさにビルメンDXで、施設ごとに最適化された特注ビルマネジメントを提供できるソリューション提案型のビルメンマンが必要になってくるわけです。
近い将来のビルメンテナンス業界は底辺産業ではなくなるかもしれませんね。
【参考サイト】VR空間と実空間をつなぎ複数のロボットを遠隔操作するソリューション‐凸版
凸版印刷は、VR(仮想現実)技術と(三次元空間解析)技術を活用し、複数の異なる種類のサービスロボットを一元管理・制御するデジタルツイン・ソリューション「TransBots(トランスボッツ)」を開発したと発表した。実際の展示会や会場などの実空間と、それを再現したVR空間をリアルタイムに連動し、複数ロボットの一元管理・制御を行う。
同ソリューションでは、オペレータが管理画面を通して、VR空間上でロボットの走行コースを設定すると、実際のロボットが現在の自己位置を推定し、指定されたコース上の障害物を回避したり、実際の目的場所まで自律走行することが可能。走行コースの設定はVR空間上で設定できるため、遠隔地からのロボット遠隔操作も可能。