悪しき慣習はなかなか改善されません。
やはりというか、まだ4割ほどもあるんですね、違法残業。
これほどSNSやネットの口コミが普及している現在、悪い評判はすぐに拡散されますし、少しググればすぐに検索されてしまいます。
私の知っているビルメン業者でも退職者が中心になっての悪い口コミがネットであふれてしまい、社員の採用に影響が出ているところもあります。
ビルメンテナンス業界でも採っては辞められ、の短期サイクルを繰り返している負のサークルに嵌ってしまっている業者があることも現実です。
辞めた元社員のネガティブな口コミほど辛いものはありません。最低賃金も上昇していていくし、お客さんへの値上げ交渉もなかなかうまくいきませんし、で社員の残業チェックも甘くなるのかもしれませんが、こここそ意識高いビルメンマンの腕の見せ所です。
「社員を幸せにすれば、必ず業績はついてきます。」
できないビルメン企業は残念ながら業績も右肩下がり、退場への道を緩やかに進んでいるのではないでしょうか。
東京ビルメンテナンス協会さんの「ビルメンテナンス業における働き方改革関連法の注意点」PDFを再確認のためにも再掲示しておきます。
■【参考サイト】「ビルメンテナンス業における働き方改革関連法の注意点」(PDF)
■【参考サイト】4割弱に違法な残業 月100h超のビルメン指導 厚労省が監督結果
厚生労働省は、長時間労働が疑われる事業場に対する令和2年度の監督指導結果を取りまとめた。4割弱の事業場で違法な時間外労働がみつかったため、是正・改善に向けた指導を行っている。時間外・休日労働時間数が月80時間を超えているとみられるビルメンテナンス業の事業場に立入調査を実施した事例では、月100時間超の時間外・休日労働とともに、36協定の労働者代表が不適正であることが分かったという。