テレワークや在宅勤務、リモートについてのアンケートや論評において、生産性が下がったとか上がったとか結構、評価は分かれていたりしています。
当たり前で、人によってうまく適応していける人とできない人に分かれているのは当然だと思っていました。つまり適応能力の高い人が相対的に多い業種の生産性が上がっているのだと。身も蓋もない言い方をしてしまえば、適応能力の高い人が多い業種が成果を上げているのだと。
今回ご紹介の記事では、職種と業種によって親和性の違いがみられるというアンケートを紹介してくれています。
ある意味、私を含めた多くの人が漠然と感じていたことが数字として表われているのではないでしょうか。
ビルメン業界においても、前からずっと言っていますが、現場の管理・営業担当は当たり前にリモートワークに向いているわけです。何も毎日オフィスに集まって仕事する必要はありません。改革の種は全部現場に落ちています。事務所ではありません。
内勤部門はビルメンでも別です。総務や庶務。でもこちらも世間ではとっくにリモートしていますよね。それを助けるツールもたくさん出ています。
さらに官公庁をはじめ多くの大企業でも押印は電子押印に対応進んできたり、押印なしでもよくなってきました。ハンコの回覧も必要なくなってきています。
というわけで、ご紹介の記事のテレワークは頻度が重要という内容も一読に値します。
はっきり書いてはありませんが、結局フォークランド紛争時のサッチャー首相の発言と同じで、躊躇するものは負けるというわけではないでしょうか。
善悪に関わらず、中途半端なことしないで、まずは思いっきり振り切ってみる姿勢が大事。その姿勢のもとにはっきりと勝ち負けが出てしまうのでしょう。ビルメンに関わらず、ビジネスというものは案外単純なものかもしれません。
ただ、結果責任をとる気概をもっていて、名馬を操れるだけの伯楽はなかなかいないというだけのことだと思います。
さあ、オリンピックですね。4連休はおとなしくテレビ観戦です。
【参考サイト】テレワークは週2日より毎日のほうが生産性UP? テレワークと生産性の関係には頻度が最も影響するとのアンケート結果
コロナ禍で、テレワークを導入する企業は増えています。テレワークを取り入れると、実際に生産性はどのように変化するのでしょうか。
アーデントは、テレワークをしている1都3県在住の20~59歳の会社員205人を対象に、インターネットを通じてテレワーク時の生産性に影響する要因に関するアンケートを実施。その結果、テレワークによる生産性の変化は「80%に低下」との回答が最多に。全回答の平均値を取ると91%となり、テレワークをする前と比較してやや生産性が落ちていると感じている人が多いことが明らかになりました。
職種によってテレワーク時の生産性に違いがあるのかを比較してみると、明らかに生産性がアップしているのはIT系技術職でした。パソコンを使って一人集中して行う作業は、テレワークという形態との親和性が高いと考えられます。
一方、大きく生産性が下がったのは「販売・サービス職」「専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)」「総務」でした。対面で接客や応対をする職種は、テレワークだと成果を出しにくいということが分かります。
次に、業種とテレワーク時の生産性の関係を見てみると、「IT系」において生産性がアップしているのが目を引きます。職種では、IT系技術職が生産性アップになっているという内容とリンクする結果となりました。