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【ビルメンテナンスのDX】スマートビルディングのためのビル管理統合システムとZETA通信

スマートビルディングにはスマートなメンテナンスが必要になるというわけで、けしてスマートではない、我々、既存のビルメンにとっては、なんとも生き残りが難しい時代が近づいてきているのかもしれません。

幸いなのは、まだまだDX化が進んでいるビルはほぼなく(既存ビルに至ってはまず皆無)。

5年そこらは大丈夫だと思いますが、10年後はさすがに・・・・。

ZETAとは、比較的狭い範囲、つまり屋内向けの多チャンネルでの通信が可能なIoTに適した低消費電力通信です。

そしてビルメンテナンスのDX化とは、ビルのあらゆる情報(設備・案内・警備・清掃)を一つに集めて統合したデータから、より効率的で生産性の高い対象の範囲を導き出し、ビルの管理手法を根底から変革していくことです。

まだまだイメージの段階が多く、実用化においては端緒につきはじめたぐらいの段階ですが、遠くない未来は、新規ビルはもちろん、既存ビルにおいても実用化されているはず。

残念ながら、既存の中小ビルメンのほとんどは、大手が開発したシステム、プラットフォームの中の各カテゴリにおいての下請けになるはずです。

企業はもちろん、というか各プレイヤーこそ準備を怠ってはいけませんね。

それでもビルメンテナンス業は、ビル管理においての専門家としてなくてはならない業種のはずです。

毎回書いていますが、備えあれば憂いなしで、見ているビルメン業界人にとっては楽しみな時代が近づいてきていますね。

【参考サイト】ビルメンテナンスのDX化を実現するビル管理統合システム「DBM」とZETA通信

本連載では、ICTシステムに関する企画やコンサルティング、設計、構築などを手掛けるNECネッツエスアイ ビジネスデザイン統括本部 デジタルタウン推進本部 事業推進マネージャー 川崎孝史氏が、通信規格「ZETA」の基礎知識や最新動向、建設業での活用方法を紹介する。最終回の第3回は、ビルメンテナンスのDX化=スマートビルディングに不可欠なビル管理統合システムDBMやその先に見据えるスマートシティー・スーパーシティー構想について解説する。

 第1回では、通信規格「ZETA」の基本概要や最新動向、建設業での活用例を採り上げた。ZETAの概要や通信業界での位置付け、特徴的な機能を踏まえ、ZETAの大きな特徴であるマルチホップ機能が屋内利用で有利であることと、ZETA閉域プラットフォームサービスで手軽に利用できることに触れた。第2回では、コロナ禍におけるIoT/LPWA通信の存在意義、そしてZETAのパッケージやビル敷地内での利活用方法、マルチコネクティビティの必要性を説いた。連載最終回である第3回では、ZETAでスマートビルディングを実現するための活用方法について解説する。

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この記事の執筆者

清水聡希 清水聡希 ビルメンポスト管理人

ビルメンポスト』管理人/『ビルメンコンシェルジュ』チーフSG・名古屋市生まれ。日本ホスピタリティ推進協会員
「現場の代務経験ゼロ」「全管理物件黒字化達成」が自慢の現役ビルメンマン。
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