【次代のビルメン】欧州最高の知性の提言 「清掃員の賃金を上げよ」

「テレワークはこの先、自然な労働形態になる。そのため、看護師、清掃員、レジ係、教員といった職業の賃金を上げるべきだ」
「欧州最高の知性」と謳われる経済学者 ジャック・アタリ氏の提言見つけました。
「ビルメン愛知最高の知性」(大失笑)を自称する私もずっと前から同じ提言をこの「ビルメンポスト」内でもしています。
なかなかの長文で読み応えありますので、ポイント列挙しておきます。
・従業員は消費者と同様に、少なくとも自分たちの健康に深く関わることについては、取締役会の決定にもっと関与すべき。
・看護師、清掃員、レジ係、教員、これらの職業の賃金を上げ、労働の手段や環境を整備し、雇用を増やすことは、企業と民間資本の双方にとって利益と成長の源泉になるはず。
・テレワークは自然な労働形態になり、2035年ごろには、世界の10億人がノマド化し、自宅など、事務所以外の場所で働くテレワーカーになる。
・しかしながら、偶然の発見を促す交流の場は必要だ。
・経営者の嘘ではない、社員の仕事に真の意義を付与することができる「ポジティブな企業」に優秀な人材が集う。
・しかしテレワークの「導入しすぎ」には要注意。
したがって、企業のゴーイングコンサーンを守るには、
① 従業員が企業への帰属意識を感じられるようにする方法を探すこと。
② 職場を居心地の良いホテルのような雰囲気にすること。
としています。良いことも悪いことも述べていて、さすがの含蓄に富んだ提言でございます。 
まだまだ、ここまで到達しているビルメンは少ないというか、ないと思いますが、早々に目指す価値十分で、同業との差別化というか独自化。 先行できれば優秀な人材を集めるうえでも大きなアドバンテージを得られるでしょうね。

【参考サイト】欧州最高の知性の提言「看護師、清掃員、レジ係、教員の賃金を上げよ」

新型コロナウイルスの影響で、テレワークは身近な働き方になった。「欧州最高の知性」と称されるジャック・アタリ氏は「テレワークはこの先、自然な労働形態になる。そのため、看護師、清掃員、レジ係、教員といった職業の賃金を上げるべきだ」という――。

感染症対策が企業の利益につながる
世界のほとんどの地域では、人々は危機後も数世紀前から続く形態で働きたいと思っている。資本家は子供と女性を搾取し続け、過酷な労働条件を課し、労働者の命にまったく配慮しようとしないままだろう。

パンデミックを通じて、われわれはすべての生命が相互に依存していることを学んだ。今回の世界規模の危機が発生したのは、中国の武漢市の生鮮市場の衛生状態が劣悪だったからであり、また多くの野生動物の生息環境が破壊されたからだ。ようするに、世界のどこであっても誰かが伝染病に感染しないことは、全員の利益なのだ。

よって、収益の追求を最大の目標に掲げ続ける民間企業であっても、従業員の間で感染症が広がらないよう労働環境を改善し、従業員との関係性を再編することは、企業の利益につながる。作業現場での密集をなくし、「オープンスペース」を見直し、組み立てラインでの流れ作業を根本的につくり替え、さらなる予防策、衛生管理、検診、治療などを充実させて労働安全衛生を改善すべきだろう。たとえば、従業員は出社前に必ずあらゆる感染症の検査を受け、また自身の健康状態を全員に通知しなければならない、という法律を制定することも考えられる。従業員は消費者と同様に、少なくとも自分たちの健康に深く関わることについては、取締役会の決定にもっと関与すべきだ。

過小評価されている職業:看護師、清掃員、レジ係、教員
さらに、今回の危機により、一部の職業の重要性が、多くの人の間で認識されるようになるのではないか。たとえば、これまで注意を向けられてこなかった看護師、清掃員、レジ係などの職業だ。そして多くの親たちがようやく、学校の教師は苦労の絶えない職業だと気づくようになるのではないか。

人々がこうした認識をもち続けられるようにするには、称賛したり感謝の念を示したりするだけでなく、これらの職業の賃金を上げ、労働の手段や環境を整備し、雇用を増やす必要があるだろう。こうした業務に従事しているのが公務員なら、さらなる税金を投入すべきだ。それは税金の使い道として申し分ない。民間の枠組みで運営されているのなら、これらの職業はすばらしい大市場をつくり出すだろう。これは企業と民間資本の双方にとって利益と成長の源泉になるはずだ。

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