一度ちゃんと調べてみたいと思っていて、放置していたんですが、マンション寿命47年説ってどこから出てきた話なんでしょうか?
今日の記事はそんなマンション管理の昔からの疑問に一つの答えを出してくれています。
現在の多くのマンションは鉄筋コンクリート造のはずです。日本で初めて作られた鉄筋コンクリート造の建造物は、1911年竣工の三井物産横浜ビル(現・KN日本大通ビル)で、現在も使われているそうです。
もちろん耐震偽装が疑われるような欠落マンションではいけませんが、このように関東大震災や横浜大空襲を耐え抜いてきた建造物があるという事実は、鉄筋コンクリート造の堅牢さを証明していると言えます。
コンクリートの性能や建造技術、工法の進化によって、強度や耐久性はさらに向上しているため、現代のマンションは、適切にメンテナンスを行っていけば、100年以上使い続けることができる
そうです。
この記事の中では、マンションの寿命47年説についても、きちんと答えてくれています。
特に注目は、コンクリートの耐用年数=マンションの耐用年数(寿命)ということ。配管設備類がスケルトン・インフィルになっていればとても管理しやすい。
これからのマンション管理の常識になってほしいです。
さらに日本のスクラップアンドビルド社会から、欧米のような長期の維持管理型に建物管理も移行していってほしいと強く思いました。
ぜひ紹介記事読んでみてください。
【参考サイト】マンションの「本当の寿命」はいつまで?建て替えは必要か
日本にマンションが登場したのは1950年代のことで、いまや戸建に並ぶ一般的な居住形態として定着している。鉄筋コンクリート造で堅牢なイメージのあるマンションだが、それでも年を追うごとに建物や設備は老朽化し、やがてその“寿命”を迎えることになる。そのために、どうしても視野に入れておかなければならないのが、マンションの建て替えだ。
私がマンション管理組合コンサルタントとして携わらせていただいているマンションは、その建物形状から総戸数、築年数にいたるまで、実にさまざまだ。その中で、築20年、30年、あるいは40年を経過したマンションの理事の方から、「マンションの建て替えについて、どのように考えたらいいか」という質問を受けることがある。